レッスン日記 |
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暗譜の大切さ |
楽譜を見て弾けばよいようなものですが、楽譜を見て弾いていても、実は楽譜は暗譜したものを思い起こす役目をしているだけなのです。
中級になって急に1曲弾くのに何か月もかかったり、手に負えなくなったり、弾けなくなったり、進歩の度合いが遅くなる人達、楽譜も読めるし、テクニックもあるし、基礎はきちんとわかっているのになぜだろうという人いらっしゃいませんか?自分はここまでしかできないとあきらめようと思っている人、いつになったら上手になるのだろうと思っている人達。どうか自分が今まで暗譜をどのぐらいしてきたか振り返ってみてください。暗譜はほとんどしなかったとか、全然したことがないということはありませんか?
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楽譜が音符の模様から音楽に見える! |
去年入会された生徒の方が、うれしそうな表情で「楽譜が音楽に見え始めた。」と感激してくれました。こちらまでうれしさが伝わってきて、こういう時は教師冥利につきます。
しかし、すぐに楽譜が音楽に見え始めるかというとそうではありません。お子様にとって楽譜を読むということは傍から見るほど簡単なことではないからです。階名だけ読めるようになってもそれですぐに音楽として捉えられるようにはなりません。したがって、教師は、楽譜がただの模様がついた紙から、音楽に見える道のり(カリキュラム)を生徒の力や年齢に合わせて作る必要があります。
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導入: |
1 |
まだ音楽を構成する力がありませんので、教師がどういう音楽か示す必要がありま す。ピアノで弾いたり、歌で示します。その際大切なポイントは、生徒は今どこを弾 いているか指で楽譜を追うことです(どこかわからないときは教師が示します)。このようにして音楽と楽譜を結びつけます。 |
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2 |
どのような音楽かわかったら階名の指導をします。ポイントは階名と音の高さを結びつけること。階名唱を模倣から導入します。その時も歌っている音符をポイントします。 |
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3 |
基礎力も読譜に必要な要素ですので、歌に合わせてリズム打ちをします。必ず楽譜を見ながらします。その時も教師が楽譜のどこをしているのかポイントします。 |
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このように楽譜を見ただけで音楽がわかるようになるカラキュラムを基に指導していきます。カンタービレ東広島ピアノ教室では、真の読譜力をつけるために、ピアノ指導とは別に読譜力・音感を伸ばすための指導も行っています(幼・小学生コース)。 |
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拍子のとり方 |
拍子を正しくとることはとても大切です。拍子は強弱でとるのではなく、ダウン・アップで取ります。指揮の仕方を考えると、そのことがとても理解しやすいと思います。手を下に下げたり上げたりしていますよね。強弱はあくまでも曲の解釈上必要なことで、拍子とは別ですから、間違えないようにしてくださいね。
拍子は2拍子系、3拍子系、4拍子系などさまざまありますが、特に3拍子系は種類が多いので注意が必要です。それぞれの踊りのリズムを勉強して、3拍子のバリエーションを楽しんでください。 |